問題番号 : 99H24
生後4週の男児。2週前から嘔吐がみられ,回数も次第に増え,最近はミルクを飲むたびに噴水様に嘔吐するので来院した。最終排尿は12時間前であった。出生体重3,200g。Apgarスコア10点(1分)。体重2,900g。皮膚は乾燥し,大泉門は陥凹している。上腹部に蠕動波が見られ,触診では右上腹部にオリーブ様の腫瘤を触知する。この患児で考えられるのはどれか。2つ選べ。
Assessment:生後2週から徐々に増悪する噴水様嘔吐,右上腹部のオリーブ
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。