55歳の男性。1か月前から労作時の息切れと舌の痛みとを自覚し,5日前から歩行障害も出現したため来院した。8年前に胃全摘術を受けた。眼瞼結膜に貧血を認め,眼球結膜に軽度の黄疸を認める。Romberg徴候陽性。血液所見:赤血球142万,Hb 6.5g/dL,Ht 19%,網赤血球14.0‰,白血球3,100(桿状核好中球4%,分葉核好中球56%,好酸球2%,単球3%,リンパ球35%),血小板8.2万。血清生化学所見:総ビリルビン3.3mg/dL,直接ビリルビン0.9mg/dL,AST 45U/L,ALT 34U/L,LDH 2,100U/L(基準176~353)。
この患者でみられないのはどれか。