問題番号 : 99H2

32歳の女性。0経妊0経産。妊娠28週の妊婦健康診査まで異常は認めなかった。妊娠30週の妊婦健康診査で血圧150/100mmHg。尿タンパク1+。下肢の浮腫1+であった。入院して,安静と食事療法とを行ったが,症状は改善しなかった。妊娠34週に血圧180/120mmHg。尿タンパク2+。下肢の浮腫2+となった。また,2~3分間隔の子宮収縮を自覚した。この時の内診所見では,先進部は後頭部で子宮口は2cm開大,位置後方で,頸管は硬,展退30%,SP -2であった。超音波断層検査で児の推定体重は1,400gであった。この時点での胎児心拍数陣痛図を示す。
正しいのはどれか。

正解
b
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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