問題番号 : 99G50

36歳の男性。健康診断で脂質異常症を指摘され来院した。父親に心筋梗塞がある。喫煙歴はない。飲酒歴は日本酒3合/日,10年間。身長169cm,体重85kg。血圧136/86mmHg。尿所見:タンパク(-),糖(-)。血清生化学所見:総タンパク6.8g/dL,アルブミン3.8g/dL,クレアチニン0.7mg/dL,総コレステロール189mg/dL,トリグリセリド420mg/dL,HDL-コレステロール31mg/dL,AST 34U/L,ALT 56U/L。心電図に異常はない。
対応として適切なのはどれか。3つ選べ

正解
a, b, d
国試正答率
90%

Assessment
ウエスト周囲径ないし腹囲の記載はないが,身長・体重から肥

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る