問題番号 : 99G38

70歳の男性。排尿困難に加えて両側鼠径部のしこりが自壊し,悪臭と滲出物とが増えてきたため来院した。生来包茎であった。半年前から陰茎亀頭部が腫れてきたが,痛みがないので放置していた。陰茎や鼠径部に痛みはない。尿所見:タンパク1+,糖(-),潜血2+,沈渣に赤血球5~10/1視野,白血球50~100/1視野,桿菌2+。血液所見に異常を認めない。CRP 6.0mg/dL。
この患者で高値となるのはどれか。

正解
e
国試正答率
90%

診断:陰茎癌,両側鼠径リンパ節転移

選択肢考察

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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