24歳の女性。四肢の紫斑と歯肉出血とのため来院し,当日入院した。3日前に手足の紫斑に気付き,1日前から歯肉出血が止まらなかった。意識は清明。体温37.5℃。脈拍88/分,整。血圧106/56mmHg。上腕と下腿との皮膚に点状出血と径1cmの紫斑とが散在している。眼瞼結膜は蒼白。口腔内では歯肉の出血と頰粘膜の点状出血とを認める。腹部は平坦,軟で,肝・脾は触知しない。血液所見:赤血球290万,Hb 8.7g/dL,Ht 28%,白血球5,600,血小板1.2万,フィブリノゲン120mg/dL(基準200~400),血清FDP 34μg/mL(基準10以下)。血清生化学所見:総タンパク6.7g/dL,アルブミン4.3g/dL,尿素窒素22mg/dL,クレアチニン1.3mg/dL,尿酸8.8mg/dL,総コレステロール130mg/dL,総ビリルビン0.8mg/dL,AST 38U/L,ALT 35U/L,LDH 520U/L(基準176~353)。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。
治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。