問題番号 : 99G6

36歳の男性。両側下腿の潰瘍を主訴に来院した。10日前から両側下腿に小膿疱が出現,集簇・融合して,その後潰瘍を形成,急速に拡大した。潰瘍の辺縁は堤防状に隆起し,圧痛と自発痛とがある。関節痛を伴う。体温37.2℃。血液所見:赤血球452万,Hb 14.0g/dL,Ht 42%,白血球9,800(桿状核好中球7%,分葉核好中球67%,好酸球2%,好塩基球1%,単球3%,リンパ球20%),血小板19万。下腿の写真を別に示す。
合併症の好発臓器はどれか。

正解
c
国試正答率
90%

画像診断
・下腿伸側に鶏卵大程度の境界明瞭な潰瘍がみられる。潰瘍の辺縁は堤防状

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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