問題番号 : 99G2

32歳の初妊婦。妊娠36週の妊婦健康診査のため来院した。身長155cm,体重65kg(非妊時50kg)。血圧160/90mmHg。子宮底長26cm。下腿に浮腫を認める。尿所見:タンパク1+,糖(-)。超音波検査で胎児の推定体重は2,100gであり,2週前と変化はない。胎児の大横径は正常範囲であるが,腹囲は基準値より小さく羊水過少である。超音波ドプラ検査で胎児の脳への血流量の相対的増加を認める。
この患者で誤っているのはどれか。

正解
c
国試正答率
60%

Assessment
妊娠36週,児の推定体重2,100gで2週前と変化なし,

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る