問題番号 : 99F41

73歳の男性。起床時に左上下肢の力の入りにくさと,ろれつの回りにくさとに気付き,救急車で搬送された。5年前,洞不全症候群のため,ペースメーカ埋込術を施行されている。意識混濁。身長160cm,体重58kg。脈拍60/分,整。血圧110/68mmHg。左片麻痺を認め,左Babinski徴候陽性。右共同偏視がある。
まず行う検査はどれか。

正解
b
国試正答率
90%

Assessment
①左上位運動ニューロン障害:左片麻痺,左Babinski

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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