問題番号 : 99C28

71歳の男性。リハビリテーション施設退院後の診療を依頼された。3か月前,隣町に外出した時に脳卒中を発症し,右片麻痺となり入院治療を受けた。自宅の受け入れ準備がないまま,2週前に急に退院となり自宅で療養している。意識は清明であるが,入浴や排泄などの日常生活動作〈ADL〉に介助が必要である。65歳の妻が一人で介護をしていたが,体力と気力とに限界を感じている。
この患者の療養に必要性の少ないのはどれか。

正解
b
国試正答率
90%

Assessment
「クリニカルパス」を知らなかった人が少なからず引っかかっ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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