問題番号 : 99C9

20歳の女性。首の痛みを訴えて来院した。3日前から左側頸部に持続的な痛みを感じるようになった。体温36.8℃。脈拍76/分,整。左頸部に径1cmのリンパ節を2個触知し,圧痛がある。甲状腺は触知しない。左後頭部の髪の生え際に径1.5cmの発赤,腫脹がみられ,毛包に分泌物が付着している。口腔内に異常所見はない。腋窩と鼠径部とにリンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常はなく,腹部に肝・脾を触知しない。
頸部リンパ節腫脹の原因として最も考えられるのはどれか。

正解
c
国試正答率
90%

選択肢考察
×a アレルギー性
 アトピー性皮膚炎の二次感染も考

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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