問題番号 : 99A6

5歳の男児。会話が成立しないことを心配した母親に連れられて来院した。乳児期から喃語が少なく,視線が合わなかった。3歳児健康診査では運動発達に問題はないが,言葉の遅れを指摘された。母親によると,着衣,道順および物の並び方がいつもと違うと興奮して暴れ,水に触って奇声をあげるという。診察中,問いかけには答えず,鉄道の駅名を次々に言いながら回転椅子を回し続けている。
最も考えられるのはどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
常同行動(着衣,道順などへのこだわり)がみられ,関心の対

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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