問題番号 : 98I38

68歳の女性。疑い深くなったことに気付いた家族に伴われて来院した。半年前から,自分が置いた財布がみつからないと,「誰かが家に入り込み盗んだ。」と騒ぐようになった。実際には盗まれてはおらず,引き出しの中から出てきたりする。食事を済ませた直後に,「嫁が意地悪で,食べさせてくれない。」と非難する。友人が訪ねてくると楽しそうに会話しているが,一人になると上の空で居間に腰かけていることが多い。
診断に有用な心理・精神機能検査はどれか。2つ選べ

正解
a, e
国試正答率
90%

診断:認知症(Alzheimer型認知症の疑い)

選択肢考察

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る