問題番号 : 98I16

18歳の男子。ヘルメットを着用しバイクで走行中,自損事故を起こし救急車で来院した。意識は清明。左頰部皮膚の挫滅創と左頰骨弓下端から口腔内に至る貫通創を認める以外,身体の他の部位には損傷はなかった。挫滅創部の洗浄とdébridementとを行い針付きナイロン糸で丁寧に縫合した。術後2週目に食事の際,左頰部が腫脹するようになった。この部位を穿刺すると透明な液が吸引された。
この患者に行う検査はどれか。

正解
d
国試正答率
90%

診断:唾液腺損傷(耳下腺管損傷)

選択肢考察

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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