問題番号 : 98I10

生後5日の新生児。在胎40週,出生体重2,600gで出生した。皮膚には軽度の黄疸を認める。筋緊張は屈筋優位で,四肢を活発に動かす。哺乳力は良好で,空腹時には大きな声で啼泣する。呼吸数40/分。心拍数120/分。肝臓を右肋骨弓下に2cm触知する。母乳栄養で,便の回数は1日4回である。児の血液型はA型,Rh(+),母親はO型,Rh(+)である。
適切な対応はどれか。

正解
c
国試正答率
90%

選択肢考察
×a 光線療法を行う。
 光線療法は早発黄疸,あるい

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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