問題番号 : 98F38

本問は,98F37~38の連問の一部です。

35歳の2回経妊,未産婦。尿糖持続のため近医から紹介されて来院した。
現 病 歴:現在妊娠20週。定期妊婦健康診査を受けていたが,尿糖以外,特に異常は指摘されなかった。
現  症:身長160cm,体重80kg。体温36.5℃。脈拍80/分,整,血圧104/64mmHg。胸部の打聴診で異常を認めない。子宮底長18cm,腹囲95cm。胎児心拍数140/分。
内診所見:子宮は成人頭大,軟,子宮口閉鎖,展退度0%。腟分泌物は白色,少量。
検査所見:尿所見:比重1.030,タンパク(-),糖2+,沈渣異常なし。血液所見:赤血球430万,Hb 12.5g/dL,Ht 41%,白血球8,600,血小板23万。血清生化学所見:空腹時血糖102mg/dL,総タンパク6.0g/dL,尿素窒素10mg/dL,クレアチニン0.7mg/dL。
75gブドウ糖負荷試験で静脈血前値104mg/dL,1時間値200mg/dL,2時間値160mg/dLの結果を得た。
この妊婦でまず行うのはどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
75g OGTTの結果よりGDMと診断される。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る