問題番号 : 98F23
9歳8か月の男児。肥満を主訴に来院した。出生歴,家族歴および既往歴に特記すべきことはない。1年前から体重の増加を認め,近医で単純性肥満症と言われ経過を観察していた。3か月前からさらに体重増加が進み,多毛と顔面紅潮とが出現した。生来おとなしい性格であったが,太りだしてから寡黙である。患児の上半身写真(A)と成長曲線(B)とを別に示す。この患児の身長パターンで正しいのはどれか。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。