問題番号 : 98F14

28歳の女性。腹痛を訴えて来院した。2日前から心窩部に重苦しい痛みが出現し,嘔気があった。体温は37.4℃ であった。今朝から痛みは右下腹部に移動し,我慢できないほど強くなった。階段を降りるときには,右下腹部に痛みが響く。下痢はなく,2日前に排便があった。月経は1週前に終わっている。24歳時に帝王切開で出産した。意識は清明。体温37.8℃。脈拍104/分,整。血圧136/86mmHg。血液所見:赤血球390万,Hb 11.9g/dL,Ht 35%,白血球18,000。
この患者で可能性が最も高いのはどれか。

正解
e
国試正答率
60%

Assessment
心窩部から右下腹部への移動性腹痛,腹膜刺激症状(かかと落

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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