問題番号 : 98F3

65歳の男性。3年前に胃癌と診断され,胃全摘術を受けている。半年前に再発し,現在は末期状態となっている。1か月前から食事の摂取ができなくなり,強度の背部痛を訴えている。家族から「楽にさせてあげる方法はないか。」と相談を受けた。
対応として最も適切なのはどれか。

正解
b
国試正答率
90%

選択肢考察
×a 本人に死の受諾を尋ねる。
 末期患者は,死に対

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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