問題番号 : 98D57

72歳の男性。腹部全体の激痛と出血性下痢とを主訴に来院した。昨日昼ころから腹痛と下痢とが始まった。便中からベロ毒素産生菌が検出され入院した。入院後も下痢症状が続いている。血液所見:赤血球290万,Hb 10.0g/dL,Ht 28%。破砕赤血球を認める。血清生化学所見:尿素窒素34mg/dL,クレアチニン1.8mg/dL。
適切な治療方針はどれか。

正解
c
国試正答率
90%

Assessment
出血性下痢とともにベロ毒素産生菌が便中より検出され,破砕

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る