72歳の男性。発熱,嚥下痛および呼吸困難を訴えて入院した。数年前から糖尿病の治療中である。咽後膿瘍を認めたので,気管切開術後に膿瘍の切開排膿術を受けたが,呼吸困難が増悪してきた。人工呼吸器による呼吸管理と抗菌薬とによる治療にもかかわらず,呼吸状態の改善と解熱とがみられない。体温38.8℃。脈拍96/分,整。血圧146/90mmHg。動脈血ガス分析(FIO2 0.8):pH 7.32,PaO2 88Torr,PaCO2 46Torr,BE -5.6mEq/L。胸部エックス線写真背臥位像(A)と胸部単純CT(B)とを示す。
次に行うべき処置はどれか。