問題番号 : 98C12

本問は,98C10~12の連問の一部です。

35歳の1回経産婦。挙児希望で来院した。
現 病 歴:月経周期は不規則である。最近100日間の基礎体温表(A)を示す。
既 往 歴:27歳時,妊娠40週で正常分娩した。他に特記すべきことはない。
現  症:身長154cm,体重48kg。
検査所見:血液所見と血清生化学所見とに特記すべきことはない。バルーンカテーテルを用いた子宮卵管造影(B)と初診後の基礎体温表(C)とを示す。
初診後の経過:月経5日目から5日間治療薬Xを経口服用し,診察A,B及びCで卵胞の発育を確認した。診察Cで卵胞径が20mmとなったので,治療薬Yを筋肉注射した。診察Dで妊娠反応が陽性を示し,診察Eにおける経腟超音波検査で胎囊は写真(D)に示す通りであり,各々の胎囊内に胎児心拍動を確認した。
この妊娠で分娩時に予測される胎位(E①~⑤)を示す。
経腟分娩が選択される可能性が最も高いのはどれか。

正解
a
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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