本問は,98C10~12の連問の一部です。
35歳の1回経産婦。挙児希望で来院した。
現 病 歴:月経周期は不規則である。最近100日間の基礎体温表(A)を示す。
既 往 歴:27歳時,妊娠40週で正常分娩した。他に特記すべきことはない。
現 症:身長154cm,体重48kg。
検査所見:血液所見と血清生化学所見とに特記すべきことはない。バルーンカテーテルを用いた子宮卵管造影(B)と初診後の基礎体温表(C)とを示す。
初診後の経過:月経5日目から5日間治療薬Xを経口服用し,診察A,B及びCで卵胞の発育を確認した。診察Cで卵胞径が20mmとなったので,治療薬Yを筋肉注射した。診察Dで妊娠反応が陽性を示し,診察Eにおける経腟超音波検査で胎囊は写真(D)に示す通りであり,各々の胎囊内に胎児心拍動を確認した。
この妊娠で起こらないのはどれか。2つ選べ。