問題番号 : 98A52
6歳の男児。痒みを伴う皮疹のため来院した。皮疹は数か月前から頸部と四肢屈曲部とに繰り返し出現している。母親にアレルギー性鼻炎がある。体温36.5℃。血圧102/60mmHg。胸部は打聴診で異常を認めない。頸部と両側の肘屈側とに鱗屑を伴う皮疹を認める。尿所見:タンパク(-),糖(-)。血液所見:赤血球420万,Hb 14.3g/dL,白血球7,300,血小板18万。血清生化学所見:総タンパク7.6g/dL,AST 28U/L,ALT 30U/L。この疾患でみられる検査所見はどれか。2つ選べ。
診断:アトピー性皮膚炎選択肢考察:○a,
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。