23歳の女性。肝機能異常の精査のために来院した。1年前の会社入社時の肝機能検査に異常はなかったが,7か月前悪心と全身倦怠感とが出現し,近医で肝機能異常を指摘された。その後肝機能異常が持続している。飲酒歴はない。8か月前にまゆを濃くするため刺青を行った。身長158cm,体重56kg。眼球結膜に黄疸は認めない。右肋骨弓下に軟らかい肝を2cm触知する。尿所見:タンパク(-),糖(-)。血液所見:赤血球410万,Hb 13.5g/dL,白血球4,200,血小板24万。血清生化学所見:アルブミン4.2g/dL,IgG 1,250mg/dL(基準960~1,960),総ビリルビン0.8mg/dL,AST 58U/L,ALT 74U/L,ALP 230U/L(基準260以下),γ-GTP 62U/L(基準8~50)。免疫学所見:HBs抗原陰性,HCV抗体陽性,HCV-RNA陽性,抗核抗体40倍(基準20以下)。腹部超音波写真を示す。
この患者への対応として適切なのはどれか。