問題番号 : 98A4

22歳の女性。顔色不良を心配する家族に付き添われて来院した。3年前からダイエットを始めて体重が減少し始めた。食べてもすぐに吐けば体重が増えないことに気付き,たくさん食べては嘔吐するようになった。最近立ちくらみもある。身長155cm,体重32.5kg。血圧94/52mmHg。血液所見:赤血球323万,Hb 11.2g/dL,Ht 32%,白血球2,700。血清生化学所見:総タンパク6.3g/dL,AST 28U/L,ALT 16U/L,Na 133mEq/L,K 3.6mEq/L,Cl 89mEq/L。TSH 3.8μU/mL(基準0.2~4.0),T3 70ng/dL(基準80~220),T4 6μg/dL(基準5~12)。
最も適切な対応はどれか。

正解
b
国試正答率
90%

診断:神経性食思〈欲〉不振症

選択肢考察
神経性

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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