問題番号 : 97I50

37歳の女性。3年間の不妊を主訴として来院した。月経周期は30日型,整で月経持続日数は5日である。基礎体温は2相性で,高温持続日数は14日前後である。子宮は正常大で,両側付属器は触知しない。夫の精液所見は正常で,性交後試験で子宮腔内に運動精子を認めた。子宮卵管造影写真(A)と24時間後の骨盤部エックス線単純写真(B)とを示す。
この患者に適切な治療法はどれか。

正解
e
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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