72歳の女性。早朝に大量の新鮮血下血を認めたため来院した。顔面蒼白で眼瞼結膜に貧血を認めた。腹部は平坦,軟で,腸雑音は正常であった。脈拍120/分,整。血圧112/70mmHg。緊急大腸内視鏡検査で多数の憩室を認めたが,多量の新鮮血のため出血源は不明であった。Hb 7.2g/dLであったため赤血球濃厚液輸血を行った。しかし,血圧が70/30mmHgまで低下したため腹部血管造影を行った。上腸間膜動脈から分岐する右結腸動脈の選択的造影写真動脈相(A)と毛細血管相(B)とを示す。
引き続いて行う最も適切な経動脈的治療法はどれか。