問題番号 : 97I41

24歳の未産婦。性器出血と下腹部痛とを訴えて来院した。月経周期は順調であったが,今回3週間の月経遅延があった。内診所見では子宮は鶏卵大,軟で,右付属器領域に超鳩卵大の腫瘤を触れ圧痛を伴った。血液所見:赤血球250万,Hb 7.5g/dL,Ht 22%,白血球8,500,血小板12万。経腟超音波検査では子宮内に胎囊を認めず,腹腔内に多量の出血を疑ったため開腹手術を行った。開腹時,腹腔内に600mLの出血を認め,右卵管膨隆部が破裂し出血が持続していた。左側卵巣と卵管とに異常を認めない。
適切な処置はどれか。

正解
c
国試正答率
90%

Assessment
順調であった月経周期が今回3週間遅れていることから,まず

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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