問題番号 : 97I38

25歳の女性。両側の難聴を主訴に来院した。5年前から難聴を自覚し,徐々に増悪している。最近では耳鳴りも強くなり,会話にも不自由を感じるようになってきた。インピーダンスオージオグラムは正常である。純音聴力検査所見(A)と頭部造影MRIの脂肪抑制T1強調像(B)とを示す。
考えられる病変部位はどれか。

正解
d
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。
・オージオグラムは両側の感音難聴であり,MRIで両側に

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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