問題番号 : 97I31

80歳の女性。夫の浮気のためイライラ感と不眠とが続くと訴えて家族に伴われて来院した。1年前糖尿病のため入院したが,その半年後から85歳の夫が浮気をしていると責めるようになった。全くその事実はないが説得不能で,最近は家族も相手にしなくなった。診察時も夫の性的問題をあからさまに訴えるが,日常生活は自立しており物忘れも目立たない。幻聴は否定し夫の浮気の件以外に奇異な言動はみられない。意識は清明で神経学的に異常所見はない。
最も考えられるのはどれか。

正解
c
国試正答率
90%

診断:妄想性障害

選択肢考察
妄想のみを示してお

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る