問題番号 : 97I30

60歳の男性。3か月前から続く腰痛のために来院した。眼瞼結膜は貧血様。胸部に異常なく,腹部は平坦である。血液所見:赤血球390万,Hb 9.2g/dL,白血球4,100,血小板18万。血清生化学所見:総タンパク10.7g/dL,アルブミン4.1g/dL,クレアチニン0.8mg/dL,AST 26単位,ALT 24単位。脊椎エックス線単純写真で第3腰椎に骨折所見を認める。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。
予想される所見はどれか。

正解
d
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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