58歳の女性。視野のぼやけを主訴に来院した。6か月前から全身倦怠感を自覚し,2か月前から鼻出血が数回あった。数日前から頭痛,眩暈および手足のしびれ感があり,今朝から主訴に気付いた。体温36.5℃。脈拍92/分,整。血圧110/64mmHg。表在リンパ節は全身性に径2~3cmに腫大しているが圧痛はない。両側下肺野にcoarse crackles〈水泡音〉を聴取する。肝を右肋骨弓下に3cm,脾を左肋骨弓下に5cm触知する。腱反射に左右差はない。血液所見:赤沈116mm/1時間,赤血球280万,Hb 9.2g/dL,Ht 30%,白血球27,300(桿状核好中球5%,分葉核好中球12%,好酸球1%,単球4%,リンパ球様細胞78%),血小板7万。血清生化学所見:総タンパク9.8g/dL,アルブミン3.8g/dL,IgA 520mg/dL(基準110~410),IgG 980mg/dL(基準960~1,960),IgM 4,500mg/dL(基準65~350),骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。
この患者でみられるのはどれか。