問題番号 : 97I22

23歳の女性。全身の皮疹を主訴に来院した。気管支炎のため3日前からペニシリン系抗菌薬を内服したところ,昨日から軽いそう痒を伴う発疹が全身に出現し持続している。数年前に抗菌薬の内服で薬疹が出たことがある。体温37.5℃。圧迫により退色する粟粒大の紅斑を全身性に認める。血液所見:赤血球390万,Hb 12.3g/dL,白血球8,600(好酸球12%)。血清生化学所見:AST 96U/L,ALT 103U/L。CRP 3.5mg/dL。
対応として誤っているのはどれか。

正解
d
国試正答率
90%

Assessment
ペニシリン系抗菌薬を投与した2日後からそう痒を伴う発疹(

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る