問題番号 : 97I20

14歳の女子。無月経を主訴に来院した。8か月前に自分は太っていると思い,食事制限と過剰な運動とを開始した。また時々嘔吐を自己誘発している。初経は12歳で,4か月前から月経はない。身長151cm,体重34kg。体温35.8℃。脈拍44/分,整。血圧84/54mmHg。血液所見:赤血球424万,Hb 13.2g/dL,白血球2,600,血小板21万。血清生化学所見:総タンパク5.9g/dL,アルブミン3.7g/dL,AST 114U/L,ALT 294U/L,総コレステロール239mg/dL,Na 142mEq/L,K 4.0mEq/L,Cl 106mEq/L,T4 4.0μg/dL(基準5~12)。
この疾患でみられるのはどれか。

正解
e
国試正答率
90%

Assessment
神経性食思不振症の症状を問う問題である。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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