問題番号 : 97F48

本問は,97F47~48の連問の一部です。

63歳の女性。交通事故後に救急車で搬入された。
現病歴:自転車に乗っていて自動車に衝突され受傷した。
現 症:意識は清明。体温36.7℃。脈拍104/分,整。血圧96/72 mmHg。骨盤周囲に強い圧痛がある。右下腿には開放創があり,泥が付着した骨折部が露出している。
検査所見:尿所見:黄色透明,蛋白(-),潜血(-)。血液所見:赤血球350万,Hb 11.3 g/dL,Ht 32%,白血球11,000,血小板25万。骨盤エックス線単純写真を示す。
骨盤病変への対応の後,下腿に対してまず行うべき処置はどれか。

正解
a
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

読影しにく

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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