問題番号 : 97F34

本問は,97F33~34の連問の一部です。

26歳の1回経妊,未産婦。今朝・多量の性器出血と下腹部痛とが突然出現したため来院した。
現病歴:2か月前に経口避妊薬の服用を中止し,消退出血があった。その後,持続する性器出血があったが,自然に消失した。
現 症:意識は清明。身長156 cm,体重50 kg。体温36.5℃。臥位で,脈拍68/分,整。血圧104/76 mmHg。腹部はほぼ平坦であるが,下腹部に圧痛を認める。双合診で子宮の大きさは鵞卵大,軟。両側付属器に異常を認めない。腟鏡診で外子宮口から多量の出血を認める。
検査所見:血液所見:赤血球380万,Hb 11.2 g/dL,Ht 35%,白血球6,300,血小板19万。
この患者の処置について正しいのはどれか。

正解
d
国試正答率
90%

Assessment
①多量の性器出血と下腹部痛流産,子宮外妊娠,胞状奇胎,子

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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