問題番号 : 97F15

75歳の女性。意識障害のため入院中である。深夜に38℃の発熱がみられた。尿検査の結果,尿路感染症が疑われ,尿培養と血液培養とを行った。次いで抗菌薬の投与を開始することにした。
安全管理上,適切でないのはどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
研修医のやりがちなミスを突いた良問である。実質的には一般

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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