1か月の乳児。健康診査で黄疸を指摘されたので来院した。在胎40週,身長50cm,体重3,000gで出生した。周産期に異常はなく,黄疸は日齢2に出現した。母乳栄養で哺乳時間は10~20分である。排便回数は1日3回で,便は軟らかく黄色である。機嫌は良好である。身長55cm,体重4,500g。体温37.2℃。脈拍120/分,整。皮膚と眼球結膜とに黄疸を認める。腹部はやや膨隆し,肝を右肋骨弓下に1cm触知する。脾は触知しない。尿所見:タンパク(-),糖(-),ビリルビン(-)。血液所見:赤血球400万,Hb 12.0g/dL,Ht 36%,白血球11,900,血小板32万。血清生化学所見:血糖80mg/dL,総タンパク7.0g/dL,総ビリルビン6.8mg/dL,直接ビリルビン0.3mg/dL,AST 35U/L,ALT 30U/L。
この乳児の黄疸と最も関係があるのはどれか。