問題番号 : 97F4

1か月の乳児。健康診査で黄疸を指摘されたので来院した。在胎40週,身長50cm,体重3,000gで出生した。周産期に異常はなく,黄疸は日齢2に出現した。母乳栄養で哺乳時間は10~20分である。排便回数は1日3回で,便は軟らかく黄色である。機嫌は良好である。身長55cm,体重4,500g。体温37.2℃。脈拍120/分,整。皮膚と眼球結膜とに黄疸を認める。腹部はやや膨隆し,肝を右肋骨弓下に1cm触知する。脾は触知しない。尿所見:タンパク(-),糖(-),ビリルビン(-)。血液所見:赤血球400万,Hb 12.0g/dL,Ht 36%,白血球11,900,血小板32万。血清生化学所見:血糖80mg/dL,総タンパク7.0g/dL,総ビリルビン6.8mg/dL,直接ビリルビン0.3mg/dL,AST 35U/L,ALT 30U/L。
 この乳児の黄疸と最も関係があるのはどれか。

正解
b
国試正答率
90%

Assessment
間接ビリルビンが優位であること,肝トランスアミナーゼに異

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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