問題番号 : 97D52

32歳の男性。視力低下を主訴に来院した。18歳,大学入学時の健康診断で尿糖陽性を指摘されたが自覚症状がないため放置した。最近,視力低下が出現したため眼科を受診し,増殖前糖尿病網膜症と診断され内科受診も勧められた。父に糖尿病がある。身長168cm,体重82kg。脈拍84/分,整。血圧186/94mmHg。尿所見:タンパク3+,糖2+。血清生化学所見:空腹時血糖168mg/dL,HbA1c 8.6%(基準4.6~6.2),総タンパク6.8g/dL,尿素窒素42mg/dL,クレアチニン1.6mg/dL。
この患者について正しいのはどれか。2つ選べ

正解
d, e
国試正答率
90%

Assessment
・32歳の男性
・主訴:視力低下
・現病歴:18歳時に尿

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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