問題番号 : 97D41

34歳の2回経産婦。不正出血を訴えて来院した。分娩2か月後から月経は回復していたが,5か月目から少量の不正出血を認めた。内診では子宮は正常よりやや大きく,付属器に異常はなかった。経腟超音波検査で子宮体部に子宮筋腫様の腫瘤がみられ,子宮体部細胞診では異常細胞を認めた。ヒステロスコピー下の組織生検を行い,そのH-E染色標本(A)を別に示す。尿中hCGは120U/L,血清hCG-βは5ng/mLであった。本人および家族と相談の結果,単純子宮全摘術を行った。摘出子宮標本の写真(B)を別に示す。
正しいのはどれか。

正解
a
国試正答率
60%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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