問題番号 : 97D36

12歳の男児。学校の腎臓病検診で血尿を指摘され来院した。自覚症状はなく,身体所見も異常はない。血圧106/64mmHg。尿所見:タンパク(-),糖(-),沈渣に赤血球10~15/1視野,白血球2~3/1視野,円柱なし。血液所見:赤沈6mm/1時間,赤血球420万,Hb 14g/dL。血清生化学所見:総タンパク7.2g/dL,アルブミン4.9g/dL,尿素窒素8mg/dL,クレアチニン0.8mg/dL,総コレステロール170mg/dL。血清補体価正常。
今後の管理として適切なのはどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
血尿はあるが尿タンパクは認めず,血液検査,身体所見は正常

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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