問題番号 : 97D35

18歳の男子。抜歯後の出血が続くために来院した。乳児期からときどき鼻出血を繰り返している。10歳ころ下血のために輸血を受けたことがある。母親に出血傾向がある。皮膚は蒼白であるが,黄染と紫斑とは認めない。尿所見:タンパク(-),糖(-)。便潜血反応1+。血液所見:赤血球380万,Hb 9.6g/dL, Ht 34%,網赤血球15‰,白血球5200,血小板23万。
予想される検査所見はどれか。2つ選べ

正解
a, e
国試正答率
90%

Assessment
乳児期からの繰り返す鼻出血と抜歯後止血困難,母親に出血傾

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る