問題番号 : 97D32

46歳の女性。貧血の精査を目的に紹介され来院した。2年前から両側手指・手背,肘および膝の関節痛と腫脹とがあり,関節リウマチと診断され治療を受けている。体格栄養は中等度。体温36.8℃。脈拍76/分,整。血圧124/76mmHg。眼瞼結膜は貧血様である。リンパ節腫大と肝脾腫とは認めない。血液所見:赤沈78mm/1時間,Hb 7.8g/dL,MCV 75μm3(基準83~93),白血球7,800,血小板38万。血漿フィブリノゲン580mg/dL(基準200~400)。CRP 6.5mg/dL(基準0.3以下)。
この患者でみられる検査所見はどれか。2つ選べ

正解
d, e
国試正答率
90%

Assessment
関節リウマチにて加療中に小球性貧血を認め,CRP陽性より

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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