問題番号 : 97D5

23歳の女性。熟睡できないことを主訴に来院した。2か月前に運転していた自動車が対向車と正面衝突し,同乗していた友人が死亡した。その際,後頭部を強打したが,精密検査で異常がなく,その後の日常生活にも支障はなかった。1か月半前から夢の中に事故の瞬間の情景が毎日のように再現され,強い恐怖感で覚醒するようになった。最近は,苦しくて気分が落ちこみ,ささいな物音にもびくつき,怒りっぽく,引きこもりがちな生活を送っている。
考えられるのはどれか。

正解
e
国試正答率
90%

診断:確定診断 外傷後ストレス障害〈PTSD〉

選択肢考察

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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