問題番号 : 97A43
18歳の男子。サッカーの部活中に陰部を蹴られ,右精巣に腫脹と疼痛とが生じたため救急受診した。顔面はやや蒼白で,腰を曲げて下腹部を押さえている。右陰囊部は手拳大に腫脹し,皮膚は青黒く緊満し,触診で強度の疼痛を訴える。血液所見:赤血球410万,Hb 13.5g/dL,白血球8,100,血小板19万。尿所見と血清生化学所見とに異常はない。左右の陰囊部超音波写真を別に示す。適切な治療はどれか。
画像診断:上画像参照。診断:精巣損傷
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。