問題番号 : 97A40

70歳の男性。1か月前から血尿が続いているため受診した。腹部に腫瘤は触れず,外陰部に異常はない。直腸指診では前立腺は軽度肥大し弾性硬である。血液所見には異常なく,PSA〈前立腺特異抗原〉が3.4ng/mL(基準4.0以下)であった。尿所見:肉眼的血尿があり,小さな凝血塊が数個認められる。尿タンパク1+,糖(-),沈渣に白血球2~3/1視野,赤血球無数/1視野,異型細胞多数/1視野,細菌(-)。尿細胞診ClassⅤ。膀胱鏡検査で膀胱頂部に母指頭大の広基性非乳頭状腫瘍が認められ,生検で腺癌であった。
この腺癌の発生母地はどれか。

正解
b
国試正答率
60%

診断:尿膜管癌

選択肢考察
×a 尿 管<

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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