問題番号 : 97A12

45歳の女性。右顎下部の腫脹を主訴に来院した。半年前から食事摂取の際に右顎下部の腫脹と軽い痛みとが出現し,数時間で消失する。食事摂取時以外はあまり症状がない。2週前から右顎下部の腫脹が消退しない。頸部リンパ節の腫脹は認めないが,右側の口腔底に硬結を触知する。血液所見:赤血球412万,Hb 12.3g/dL,白血球8,600。免疫学所見:CRP 1.8mg/dL,抗核抗体(-),抗SS–A抗体(-),抗SS–B抗体(-)。口腔底単純CTを示す。
考えられるのはどれか。

正解
a
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。
・右顎下部に石灰化陰影を認め,唾石症と診断される。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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