問題番号 : 97A2
33歳の初妊婦。妊娠39週に陣痛が発来したので来院した。子宮口3cm開大,展退度90%,児頭は骨盤入口部に固定,SP -1cmで矢状縫合は骨盤横径に一致し未破水である。子宮収縮は3分間隔,持続は1分。胎児心拍数陣痛図は正常であった。経過を観察していたところ5時間後に自然破水し子宮口は全開となった。さらに2時間後の診察所見では,児頭はSP±0cm,矢状縫合は骨盤横径に一致している。この時点での胎児心拍数陣痛図を示す。次に行うべき対応はどれか。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。