問題番号 : 96I50

13歳の男子。不登校を主訴として両親に伴われて来院した。中学校入学後まもなく,朝起きたときに腹痛,嘔気および頭痛を訴えて学校を休み始めた。しかし,昼すぎには症状が消失して元気になる。近医を受診しても,特に病気はないと言われた。2か月以上も学校を休んでいて,気持ちがいらだち,勉強が遅れると焦りを高めている。
この患者の治療として適切なのはどれか。3つ選べ

正解
b, c, d
国試正答率
60%

選択肢考察
×a,○b,○c,○d,×e
  a:催眠療法

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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